ADS: Air Dry Support ≪ラック + 太陽熱≫
屋根・壁を透明のポリカーボネートにて閉囲された温室タイプ
PDS: Power Dry Support ≪ラック + 太陽熱 + 補助熱源≫
屋根・壁を透明のポリカーボネートまたは断熱板にて閉囲された保管庫にボイラー等の熱源を併用したタイプ
本体はラックと透明パネルだけのシンプル構造で、無尽蔵でコストがかからない太陽光を熱源とするので、
初期設備費用とランニングコストが軽減できます。
仕上り含水率は天然乾燥の平衡含水率より下がります。
乾燥温度が60℃以下のため、木材がもつ本来の色、つや、香りが残せます。
化石燃料や電気を使わないので余分なCO2を発生させません。
天然乾燥と比べて約1/3の期間で乾燥できます。
庫内がバーラック形状になっているので、乾燥材の先入れ・先出しを安全でスピーディに行うことができます。
外壁が透明なため「目で見る管理」ができます。
森林整備加速化、ものづくり補助金など、林野庁、経産省関連の補助金の対象となっています。
乾燥時間を短縮し注文後の即納体制を実現します。
仕上り含水率10%以下で施工後の「そり」や「縮み」を防ぎます。
板材の乾燥データ | T社実測値 | ||
厚さ19mm~38mm、 幅90mm~155mmを 製材後に一時天然乾燥 した後、ADSで仕上げ 乾燥をおこなった。 |
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ウッドボイラーから 80℃~100℃の温水が 補助熱源となっている。 |
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*66%の材料が3週間で平衡含水率に達しました |
予備乾燥を行うことで水分傾斜を早期に緩和し、人工乾燥を時間短縮します。
通常、桁、柱材のドライングセット後に天然乾燥で含水率20%まで下げるには
10ヶ月以上かかりますが、ADSなら3~4ヶ月で可能です。
板材の乾燥データ | T社実測値 |
*ドライングセット後、3か月で20%以下になりました。 |
乾燥器で仕上がらなかった材料を2次乾燥
※人工乾燥で含水率が20%以下にならなかった高含水率材を、そのままADSに入れて放っておいても
カビ、変色の心配なく安心して養生保管ができます。
※設置条件、収納物などお客様の条件に合わせて設計するオーダーメイド製品です。
周辺の設備や環境に合わせて、各種ボイラー、太陽熱温水器、空気予熱、温泉熱など補助熱源の併用が可能です
補助熱源例1:バイオマスボイラーの冷却水
補助熱源例2:バイオマスボイラーの蒸気
補助熱源例3:太陽熱温水器、空気予熱
お客様の現有設備に合わせます。
(1)大型のボイラーや焼却炉をお持ちの場合
間口サイズ | 建物材質 | 収容木材 | 熱源 | 備考 |
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9m | 断熱パネル | 32m2 | ボイラー冷却水 | ボイラーからの配管必要 |
15m | 48m2 |
(2)ソーラーコレクター(温水器)利用の場合
間口サイズ | 建物材質 | 収容木材 | 熱源 | 備考 |
---|---|---|---|---|
9m | 断熱パネル | 32m2 | 太陽熱 + 補助熱源 | ソーラーパネル(発電)組合せ可能 |
15m | 48m2 | (小型ウッドボイラーなど) |
(3)太陽光だけの場合
間口サイズ | 建物材質 | 収容木材 | 熱源 | 備考 |
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9m | 透明パネル | 32m2 | 太陽光 | コンクリート基礎に蓄熱 |
15m | 48m2 |